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成績と単位の認定

単位と授業時間の関係

単位とは大学における授業科目の学習量を測る基準のことです。
授業科目の単位数は、1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって成立します。(大学設置基準第21条)
この45時間とは大学の教室などにおける授業時間と授業時間外の学修(予習?復習など)を合わせた時間です。
授業時間及び授業時間外学習と単位数の関係はそれぞれ次の通りです。

授業科目 単位数 授業時間数 授業時間外学習
教養?専門科目など 2単位 週2時間×15週
=30時間
週4時間×15週
=60時間
語学?実技科目など 1単位 週2時間×15週
=30時間
週1時間×15週
=15時間

(※ 本学における学習時間1時間とは45分です)

成績評価の方法と基準

履修した授業科目の単位は,成績評価の結果によって認定されます。
成績評価の方法は授業科目によって異なり、筆記試験、レポート、実技試験による場合もあれば、授業への出席状況、学習状態、課題提出、研究報告、平常試験の成績その他を総合して判定される場合もあります。詳しくは成績評価の項目を参照してください。成績評価の結果によって単位が認定されたかどうかが決まります。

⑴? 成績の評価と単位認定の関係は以下の通りです。

成績評価 「秀」または
「S」
「優」または
「A」
「良」または
「B」
「可」または
「C」
「不可」または
「F」
点? 数 100~90点 89~80点 79~70点 69~60点 59~0点
単位認定 合? 格 合? 格 合? 格 合? 格 不合格

成績証明書などには、「秀」または「S」などの評価方法で記載されます。
また、上記の評価の他「認定」や「互換」「失格」「放棄」があります。

(2) 春学期9月と秋学期の3月に保護者宛てに成績通知書を郵送します。また、希望者には成績通知書を学生サポート課窓口で別途交付します。その他、本学のHPから成績を確認する方法があります。

(3)? GPA(Grade Point Average)制度
本学では、教育の国際化に対応し、「単位の実質化」を推進するため、成績評価について「GPA(Grade Point Average)」制度を導入しています。
GPA 制度とは,学修成果を厳格?厳正に評価し、みなさん一人ひとりの履修科目の成績の平均を的確にあ
らわす成績指標です。履修した授業科目の単位は、成績の評価結果によって認定されます。

〇 GPAの算出方法
本学におけるGPA 制度は、下記に示すように,科目の素点を変換して直接GP を算定するファンクショナルGPA(Functional GPA:本学ではf‐GPA と略称)と呼ばれる算出方法によってGPA 成績指標を出しています。
f-GPA制度でGPは,以下のように算出されます。

GP =(100点満点の成績素点-55)/10
(ただしGP<0.5はGP=0.0とする)

GPA は、履修した各科目の上記のGP に、その授業科目の単位数を掛け算した値の合計を履修総単位数で
割り算した値になります。

GPA =(GP×当該科目の単位数)の総和/履修総単位数

GPA 制度は、みなさんがそれまで履修した科目について1単位あたりの成績を数値で示すもので、現在の
「秀」、「優」、「良」、「可」、「不可」といった成績評価による「良が多い」「秀が少ない」というだけではなく、成績が数値化され客観的に見ることができます。

〇?長崎外国語大学 成績評価ガイドライン
GP等の評価項目が示す成績の水準をまとめた「成績評価ガイドライン」があります。

判定 評価 評価 f-GP 成績評価内容の基準
合格 90~100 3.5~4.5 授業科目の内容を修得し、その到達目標を
優れて満たす。
80~89 2.5~3.4 授業科目の内容を修得し、その到達目標を
十分に満たす。
また、主体的学修の成果も認めることができる。
70~79 1.5~2.4 授業科目の内容を修得し、その到達目標を
概ね満たす。
また、主体的学修の成果も十分ではないが
認めることができる。
60~69 0.5~1.4 授業科目の内容を修得し、その到達目標を
必要限度満たす。
不合格 59点以下 不可 0 授業科目の内容を修得したと認められず、
到達目標の必要限度も満たさず。

このガイドラインが示す通り、各科目の到達目標を十分に満たした際のGPは2.5以上と規定していますので、各科目においてこのGPを目標にして学修を進めてください。
また、これまでの傾向からGPA1.2以下の場合は、平均的な学修の進度から遅れてしまう可能性が考えられますので、アドバイザーへの学修相談をお勧めします。なお、GPA1.0を下回った場合には大学から指導を行うこととなりますので注意してください。

〇?履修中止制度
履修登録後、学期途中の一定期間に「履修取消」を申請することにより、登録した科目の履修を取り消すことができます。
履修取消申請は定められた期間に学生サポート課で手続きをする必要があります。
一度取り消した科目は復活できません。また、取り消した科目にかわって別の科目を新たに登録することはできません。

〇?GPA 算定に含まれない科目
他大学からの編入学や過去に他大学で取得した既修得単位に対する認定評価、単位互換で相手先大学から単位認定だけされた科目、あるいは「認」もしくは「互」の判定によって単位を修得した認定科目はGPA 算定対象から除かれます。

〇?GPA の活用
GPA の値を基準にして,学生表彰や奨学金の貸与資格など、さまざまな学内選考の際の指標や条件、科目
の履修にあたっての条件(履修できる科目数の増減)などに利用されます。また、将来、大学院の受験、留学、あるいは海外での就職の際にGPA が求められることがあります。GPA の値が一定の基準以下の場合には、アドバイザー等から修学上の問題点について確認と指導が行われます。

〇?成績異議申立てについて
成績評価結果について、評価基準に照らし異議がある場合には申立をすることができます。申立期間は掲示等でお知らせします。

入学前の既修得単位の認定

学則第32条の規定により、入学前の既修得単位の認定を受けようとする人は、所定の期日までに申請し、教授会の承認を得なければなりません。
相談の際はアドバイザーまたは学生委員を訪ねてください。

在学中の留学および留学中に修得した単位の認定

学則第37条の規定により、学生は在学中に留学することができます。また、学則第30条第1項および第2項の規定により、学生が海外または国内の他の大学に留学して修得した単位は、一定の範囲で本学における授業科目の履修により修得したとみなし、単位が認定されます(他大学?機関等での認定単位を含めて60単位まで)。
具体的な相談についてはアドバイザーを訪ねてください。

学修成果の可視化

大学での学修を進めた場合、通常の成績で表される単位の他、身に付けてもらいたい能力をディプロマポリシー(DP)として学生のみなさんにお知らせしています。実際にこのDPをどれくらい身に付けているかを見えるようにすることを「学修成果の可視化」と呼び、これを支援するシステムとして「Assessmentor」を導入しています。「学修成果の可視化」及び「Assessmentor」について、詳しくは説明会を開催するので必ず参加してください。また、自己評価の際はルーブリック(能力を具体的な文章で示したもの)を活用してください。


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