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新里 喜宣

プロフィール

氏名 新里 喜宣? / SHINZATO Yoshinobu
所属 外国語学部国際コミュニケーション学科
職名 教授
専門分野 宗教学、韓国宗教、韓国社会?文化論

最終学歴

  • 2006年3月 東京外国語大学外国語学部朝鮮語専攻卒業
  • 2008年3月 東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了
  • 2013年8月 ソウル大学校大学院宗教学科博士課程修了
  • 2014年3月 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学

取得学位

  • 修士(文学、東京大学)、2008年
  • 博士(宗教学、ソウル大学校)、2018年

所属学会

  • 日本宗教学会
  • 韓国宗教学会
  • 「宗教と社会」学会
  • 韓国?朝鮮文化研究会

研究活動

修士論文では沖縄のシャーマニズムの現代的変容を扱い、博士課程進学以降は、韓国巫俗(シャーマニズム)について研究を進めてきました。
韓国で巫俗は「迷信」として蔑視されることが多い反面、教科書や新聞、公的な言説を見ると、古代からの歴史を受け継ぐ「文化」あるいは「宗教」とも受け止められています。巫俗を肯定的に捉える視点が社会で本格的に共有され始めるのは、1945年の植民地支配からの解放以降です。そこで、「迷信」としての巫俗認識と「文化」や「宗教」としての巫俗認識が、どのように共存することができたのか、あるいは対立してきたのかを、韓国近現代史との関連から捉えることを大きな研究テーマとして設定しています。
また、最近は、韓国宗教を考える上で重要な「祈福信仰」、日本的な言い方をすれば「現世利益」ですが、この概念が韓国でどのように普及してきたのかも調べています。

教育活動

[教育方法?内容の工夫]
言語の習得はそれ自体楽しいことです。ただ、そこで立ち止まるのではなく、韓国語を通して見えてくる韓国の文化、社会的な特徴についても、学生が主体的に、そして興味をもって考えることができるよう工夫しています。

[作成した教科書?教材?参考書]
?『世界は宗教とこうしてつきあっている:社会人の宗教リテラシー入門』(共著)弘文堂、2013年
?『宗教と社会のフロンティア:宗教社会学からみる現代日本』(共著)勁草書房、2012年

主要研究業績

著書
  • 『世界は宗教とこうしてつきあっている:社会人の宗教リテラシー入門』(共著)弘文堂、2013年
  • 『宗教と社会のフロンティア:宗教社会学からみる現代日本』(共著)勁草書房、2012年
  • 『情報時代のオウム真理教』(共著)春秋社、2011年
主要論文
  • 「宗教としての韓国巫俗:巫俗言説における『巫教』概念の形成過程を中心に」(韓国語)、『宗教研究』78(3)、183-211頁、2018年
  • 「迷信と巫俗:韓国における民俗文化への視線との関連から」、『韓国朝鮮の文化と社会』16号、120-164頁、2017年
  • 「韓国における巫俗言説の構造と展開:文化および宗教としての言説を中心に」、『宗教と社会』23号、95-109頁、2017年
学会発表
  • 「『崔順実』ゲートにおける巫俗批判の諸相」日本宗教学会?第78回学術大会(帝京科学大学)、2019年
  • 「韓国における迷信言説と巫俗:1960年代から80年代を中心に」韓国朝鮮文化研究会?第17回研究大会(明星大学)、2016年
  • 「韓国における巫俗言説の形成過程とその構造」「宗教と社会」学会?第24回学術大会(上越教育大学)、2016年

科学研究費補助金?その他の競争的研究経費

  • 平成30-32年度 文部科学省科学研究費補助金(特別研究員奨励費)「韓国シャーマニズム言説の形成過程に関する宗教学的研究:1960-80年代を中心に」研究代表者
  • 平成28-29年度 日本学術振興会?海外特別研究員研究活動費「セマウル運動期韓国におけるシャーマニズム言説の形成過程に関する宗教学的研究」研究代表者
  • 平成27年度 日韓文化交流基金?訪韓研究フェローシップ「巫俗言説の形成過程と巫俗の変容に関する研究:セマウル運動および民主化運動の時期を中心に」研究代表者
  • 平成25年度 松下幸之助記念財団?研究助成「韓国における『巫俗』概念の形成過程に関する研究:解放からセマウル運動の時期を中心に」研究代表者

社会活動

「令和元年度中国?四国地区宗教法人事務担当者研修会(高知県総務部法務課、文化庁共催)」にて、「我が国の宗教事情について:韓国の宗教?韓国系キリスト教を中心に」という題目で講演を行った。(於 高知会館)


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