野田 雄史
プロフィール
氏名 | 野田 雄史 ?/ NODA Takeshi |
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所属 | 外国語学部国際コミュニケーション学科 |
職名 | 教授 |
専門分野 | 中国古典文学?中国語教育論 |
最終学歴
- 1990年3月 九州大学文学部文学科卒業(中国文学専攻)
- 1995年3月 九州大学大学院文学研究科修士課程修了(中国文学専攻)
- 1997年9月 中華人民共和国中山大学文学科中文系高級進修生(~1998年8月)
- 1999年3月 九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学(中国文学専攻)
取得学位
- 修士(文学、九州大学) 1995年
所属学会
- 九州大学中国文学会
- 九州中国学会
- 日本中国学会
- 出土資料学会
- 東方学会
- 中唐文学会
- 中国屈原学会
研究活動
楚辞に関心を持つ研究者で集まって集団研究をしています。今のテーマは日本の江戸から明治期における楚辞との関わりで、私個人はその中でも福岡藩の儒者、亀井昭陽(『金印辨』の南冥の子)の楚辞の注釈書を調査しています。
それ以外では、九州北部に残存する石刻漢文資料の調査を始めました。
教育活動
[教育方法?内容の工夫]
?単語を与えて行なう翻訳小テスト
学力を測定するためには翻訳テストが欠かせないが、翻訳には単語の理解と構造の理解の両方の理解が必要であり、単純な翻訳だと、そのどちらが原因で間違えたか判別しにくいことがある。単語の理解の有無は単語テストで行えるが、構造の理解の有無を判定するために、使用単語のリストを与えた上での翻訳テスト(授業中に行なう小テスト)を実施している。ただ、全単語のリストを与えるのではなく、構造理解の根拠となるような単語についてはリストから除外する等の工夫をしている。
[作成した教科書?教材?参考書]
?初級中国語(2010年4月)
中国語未修者のための最初の教科書。情景会話式の本文を廃することにより、学習段階の細分化と最適化を図っている。週一回一年間の授業形態を念頭に編纂しているので、30コマで教え終わるのを目安とする。
[その他特筆すべき事項]
?作文添削の個別指導(2015年)
高校一年生が自分の将来の夢について語った600字程度の作文を個別に面接して添削指導をした。
指導を終えたのは60名程度で、作文のレベルも様々だが、それぞれの問題点に合わせて、テニヲハの指導をしたり、行文の最適化を示唆したり、題目設定そのものに関わったり、個人の抱える悩みを聞いたりすることで、それぞれにレベルの向上を達成することができた。
主要研究業績
著書
- 袁枚集人名索引(稿)(共著)九州大学中国文学研究室発行 1994年
- 『楚辞』と楚文化の総合的研究(共著)汲古書院発行 2014年
主要論文
- 2015.05 ?平原広沢とは何か ?佐賀?徐福国際シンポジウム2015 P303~312 ?佐賀県徐福会
- 2011.12 ?從松浦節奏論觀點探討楚辭諸篇的節奏 ?中國楚辭學第十七輯 P6~10 ?中國屈原學會編
- 2011.12 ?入門期の中国語教育における発音習得の三つの要点 ?中国文学論集40 P176~166 ?九州大学中国文学会
学会報告(近3回)
- 2014.12.14 日本江戸期九州學者對楚辭的態度 ?“楚辭與東亞文化”國際學術研討會
- 2013.08.18 龜門學與『楚辭ケツ』 ?2013年楚辭學國際學術研討會曁中國屈原學會第十五屆年會
- 2011.06.04 楚辭韻表 ?2011年楚辭學國際學術研討會曁中國屈原學會第十四屆年會
社会活動
- 中国屈原学会 理事 (2013年~現在)